デビューの地、HUB | パギーの日記・飲み歩き紀行

デビューの地、HUB

2年前になるかな。京都に一人旅に行きました。そこで泊まった場所が、とあるゲストハウスなんですが、そこで多くの外人さんや自分と同じようなぶらぶらした感じの学生と仲良くなりました。

若いドイツ人の兄ちゃんや、オランダ人の不良っぽい兄ちゃんと「どっか飲みにいくかあ?」ってな具合で話していると、早稲田の学生だという一人から、「じゃあハブ行けばよくねえ?」と一言。それまで飲みといえば白木屋しか知らなかった学生にとって、異国の雰囲気漂うスタイルのこうした飲み屋さんに行くのは大した緊張を伴いました。と同時に、酔っ払って話しかけて来る見ず知らずの外国人と、それにくっついてくる自己防衛を忘れたねーちゃんの束と友達になることは僕をほどよく退廃的な気分にさせてくれ、それは一人旅を彩る良い思い出となったのです。

HUBが実際どういう店かというのは、ここで確認してみてください。チェーン店なので、あなたの家の近くにもあるかもしれません。
http://www.pub-hub.com/index.shtml?

ようは、カウンターでお酒を買って(そのつど支払い)、そこらで飲め!というお店です。今では、すこし趣向を変えた居酒屋程度にしか思っていませんが、初めて行った当時は驚いたものです。

もちろんこのようなお店で一人でじっくり…飲むわけがありません。ただ、京都に旅した当時、ひたすら通ったのはこの店でした。つまり、「飲み歩く」という感覚をはじめにもったのがこの時期、この場所だったのです。これは後、私が何度となく新しい店に足を踏み入れる勇気をもてるようになったことのきっかけでもありました。